【3011号】卓話 2024.01.24

プロ野球生活16年間で学んだこと
2つのテーマ「出会い」「勝負」

読売巨人軍  三軍コーチ 古城茂幸 様

 小学校の時から、「必ずプロ野球選手になる」とずっと思って何事もやってきました。
 中学校に入学したときに、軟式野球をやろうか硬式野球をやろうか、体操部に入ろうか悩んでいましたが、先輩に硬式野球は高校に入ってから出来るから中学では軟式野球をやろうと誘って頂き、中学校の軟式野球部に入りました。
 高校進学にあたり、中学の野球部の先輩から中央学院高等学校の野球部に声をかけて頂き、入学しました。高校2年の時に、野球部の監督(県立我孫子高校で2度甲子園に出場させた監督)が荒井先生に代わり、荒井先生と面談した際、僕は「プロ野球選手になりたい」と話をしました。
 荒井先生からは高校からプロ野球選手は無理だから、大学からプロ野球選手を目指せと言われ、国士舘大学を紹介して頂きました。出会いがあり、縁があって野球が出来たと思っております。

1997年:大学からドラフト5位で日本ハムファイターズから指名を受け入団。
2006年:交換トレードで読売ジャイアンツに移籍。
2009年・2012年:読売ジャイアンツで優勝に貢献。
2013年:引退

 引退後は、ジャイアンツアカデミーでコーチ、日テレ系でプロ野球解説、ジャイアンツのスカウトを経験し、2019年からジャイアンツのコーチ就任。一流選手は一つの勝負で結果を出せる。

プロフィール

千葉県柏市出身。高田小学校、柏第五中学校で過ごし、中央学院高等学校に進学。国士舘大学での活躍が認められ、1997年のドラフト会議で日本ハムファイターズに5位指名を受けて入団した。  2006年に読売ジャイアンツに移籍。同年、日本ハム時代から評価の高かった守備に加え、代打成功率と得点圏打率4割を超える活躍を見せ、その後も出場機会を増やした。勝負強さへの評価は高く、一打逆転のチャンスに頼みとすることから、原辰徳監督に「振り向けば古城」と言わしめた。
 2013年は怪我に苦しみ、シーズン中の10月に引退を表明。選手としてだけでなく、ナインに親しまれたこともあり、レギュラー外では異例の胴上げで見送られた。
 現在、ジャイアンツ三軍打撃コーチを務める。

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