【3017号】移動例会 映画上映会 2024.03.26

中島卓朗委員長

 落合一美会長年度最大のイベント事業が、アミュゼ柏クリスタルホールにて2024年3月26日(火)10時開演の部と13時開演の2部制で、中学生向けに映画上映会が開催されました。
 約1年前に落合会長、関幹事の声がけで奉仕プロジェクト委員長の常井典夫F、風澤斉F、鈴木啓文F、中島卓朗とロータリー財団委員長の今山利猛Fの7名で次期奉仕活動について打合せが行われました。まず初めに、地区補助金を申請して行う事業にするのか、クラブ予算の中で行う事業にするのか話し合われ、地区補助金を申請する事業は継続事業でないこと、寄附金や物の贈呈のみでないこと、会員全員参加が条件ということでした。
 柏RCでは過去に一人親世帯へのお弁当支援3回、小中学校にポケトークや学校用品の寄贈、在宅医療をテーマにした映画上映会、災害地域への義援金などの実績があります。地区補助金申請をせずに、お弁当支援活動や子供食堂への支援活動など継続事業をした方が良いのではとの意見も出ました。落合一美会長の意向は中学生、高校生など、多感な世代に非行防止になるような活動がしたいとの発言がありました。私は過去の映画上映会事業を思い出し、中高生向けの映画上映会を提案しました。地区補助金の条件も満たす活動でもあることから次期奉仕活動の内容が決定しました。
 青少年奉仕委員会を中心とした活動がスタートし、まずは委員会メンバー決め、上映映画の選択、会場の確保、日程などを決めて行きました。動員数が肝となる事業ですので委員会メンバーには教育委員会にネットワークのある花島和宏F、宣伝広告会社経営者の永尾太樹F、子供食堂支援など青少年奉仕に強い板津守Fに入って頂きました。
 上映映画選択には、Netflixで沢山の映画を観ました。当時高校生と大学生の息子に相談すると、2016年公開映画「聲の形」を提案してくれました。鑑賞し終わり私はこれだ!と思い、落合一美会長にも観てもらい上映映画が決定しました。会場は「どうせやるなら大きなところで」との関学幹事の意向からアミュゼ柏クリスタルホールになり、春休みの日程で会場を予約、放映権を持つ代理店を探し見積りを取り、宣伝広告費、会場費、設備費用などまとめ地区補助金申請をしました。無事に地区補助金は承諾されました。
 ここまでは順調だったのですが、大きな壁が2つありました。1つは上映日の3ヶ月前からしか放映申請の受付をしないと言われました。宣伝広告に使うチラシ、ポスター、デジタル映像提供は上映日の約2ヶ月前にようやく提供がありました。急いでチラシポスターを作成して、教育委員会に持ち込んだのは上映日の約1ヶ月前です。2つ目は上映日の約1ヶ月前にアミュゼ柏に必要レンタル機材の打合せで電話すると、「プロジェクターとスクリーンは講演会用なので劇場の後方は観えないと思いますよ!」と言われました。緊急事態です!1年前に事業内容を説明して必要機材の見積もりも取ってこのタイミングで軽く言われました。映画上映会は過去に何度もやっているのでは?と問うと、「皆さん外注の専門業者を入れてやっています。」と言われました。関学幹事、永尾太樹Fに即相談して専門業者を探すことになりました。アミュゼ柏で過去に上映実績のある東宝エージェンシーという会社を紹介頂きました。何とかギリギリで日程を組んでいただくことができ、画像、音響、スクリーンの大きさは映画館と遜色ないクオリティで上映することができました。
 また、2024年3月17日(日)柏駅東口ダブルデッキの大型スクリーンにCMが流れる前で、1時間柏RC事業をアピールすることが出来ました。2024年3月20日(水)締め切りの最終申込者数は午前の部247名、午後の部308名と予想をはるかに上回る結果でした。
 当日本番は、関学幹事のご子息作成のロータリークラブオリジナルPVからスタート。ロータリークラブのアピールと柏の街並みと映画に出てくるシーンが重なる演出がされていました。そして会長挨拶、スクリーンに挨拶文が写し出されていました。
 会長挨拶が終わると上映開始、上映終了後にアンケート用紙を回収、100%に近い回収率でした。退場時に「ありがとうございました」と頭を下げる中学生もいました。当日は運悪く大雨の悪天候でしたので、午前の部117名、午後の部157名と申込者数に対して約50%の来場者でしたが天候を考えると大成功だったと思います。
 永尾太樹Fが深夜までアンケートの集計表と感想コメントをデータ化してまとめて頂きました。アンケートにコメント頂いたのは20件でしたが、参加理由に「自分もいじめを理由に自殺を考えたことがあった」、感想には「親子で観る良い機会・スタッフの対応が良かった・ロータリークラブを知れた・とても良いイベントだと思う・また参加したい」など読んでいる途中に、こみ上げてくる物がありました。この1年間の全て報われた気持ちになりました。
 映画について「とても良かった・良かった」の高評価93.6%、次回このようイベントがあったら参加したいですか?の質問には「ぜひ参加したい・参加したい」の高評価83.7%と高い満足度の評価を頂きました。また、イベントを知った理由に学校からのチラシとメールが約83.1%と教育委員会後援の強さが際立っています。多くの会員からもチラシポスターのご協力もあり、大成功することが出来ました。
 柏RC会員の個々の力を集結させると、こんな大きな事業が成功できることが証明できたのではないでしょうか。駅前アピール事業参加会員、当日のお手伝いに参加いただきました会員、広報委員会によるマスコミやSNSでの宣伝活動、約1年間の計画と準備に関わって頂いた奉仕プロジェクト委員会メンバー、事務局の石川さんに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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