【第2994号】2023.08.30

会長挨拶

 8月もあと2日で終わりで、9月1日は多くの学校では二学期のはじまりです。それと、防災の日でもあります。
 今から100年前、大正12年丁度お昼の支度をしている頃、関東を大地震が襲いました。私達が身近で経験した東日本大震災より大きいものだと聞いています。建物が倒壊、それに輪をかけ火災。先日ハワイマウイ島であったハリケーンによる山火事のように、とても速い勢いのある火事であったことがわかります。
 私の通った両国中学の正門を出たところに、関東大震災の犠牲者をまつる震災記念堂があります。現在は太平洋戦争中の東京大空襲の犠牲者をまつる建物も建ち、東京慰霊堂と言われる様になっています。両国国技館も近いので、お近くに行った際には立ち寄ってみて下さい。
 また、防災の日には防災グッズ等の点検、避難場所の再確認をしましょう。「備えあればうれいなし」少しでも慌てる事なく平常心で行動できるように心がけたいと思います。

新会員紹介

株式会社LINC 代表取締役 澤畑勝章 様

 2023年8月30日に入会させて頂きました、澤畑勝章と申します。入会に関しまして、ご尽力賜りました関係各位さまには厚く御礼申し上げます。  私は1978年に柏市明原で生まれ、豊四季幼稚園、柏一小、柏中、柏南高校と柏市で育って参りました。
 その後、大学やいくつかの企業で経験を積み、2018年11月に人との繋がりを大切にし、関わる人に人生に新しい何かを創造したいという思いを込めて株式会社LINCを起業致しました。主な事業としましてはWEB制作を行っており、そのほかに建築業・観光業のいくつかの会社の役員を兼任させて頂いております。
 まだまだ若輩ですので微力ではありますが、少しでも会や柏市に貢献できればと思っております。皆様、ご指導のほどよろしくお願い致します。

紹介者 今山 利猛F

卓話

第一生命保険株式会社 野口 延寿 様 
「選択制退職金制度」について

 皆様こんにちは!ごきげんよう!の方がよろしかったでしょうか。笑
 私は生命保険の人間ですが、保険はほぼ売ったことがなく長年にわたり社会保険制度や退職金制度の導入について、たくさんの法人さんに提案をさせて頂きました。
 ご存知の通りどこも人手不足で、契約社員やパートさんを多く抱えてらっしゃる企業は多いと思います。最初の資料を見て頂くと2022年10月より100人超の雇用している企業は、年収106万円を超えるパートさんにも、社会保険の加入が義務化されました。さらに、2024年10月より50人超の雇用している企業にたいしても義務化されます。将来的には、全ての企業に適応される流れになっています。
 中小企業にとって、社会保険料の負担は大きな問題だと思います。私個人で例えますと、妻がパート先で認めてもらい時給のアップを言ってもらいました。しかし、106万円内の扶養範囲で働いていましたので同じ時間働くと扶養範囲を超えてしまい、野口家の配偶者控除が無くなってしまうと手取り収入が減少してしまいます。時給アップした分、労働時間を短くしなければなりません。パート先は妻の時給を上げると、妻の労働時間が減るのでまたパートさんを増やすことになります。野口家は手取りが下がり、パート先は人件費や社会保険料が増加してしまう分けです。これをWIN-WINにする方法が選択制退職金制度です。時給を上げた分を退職金積立にまわして給与を現状のままにすることで、扶養範囲での勤務が可能となり企業も社会保険料の負担なしか、減少が可能となります。
 私の会社は、パートさんほとんどいないので関係無いと思われる社長さんもいらっしゃるかもしれません。この制度は社員も同じです。給与賞与を上げるのではなく退職金積立にまわして、お互いの社会保険料の負担を減少させ社員は生涯手取り年収の増収、企業は固定費を減少させることが出来ます。社員全員に導入する必要はありません。説明して納得した社員にだけ導入すれば良いのです。子供の学資負担でとにかく給与賞与を多く希望する社員には、子育てが一段落したタイミングで導入しても良いのです。
 最後に会社で一番給与が高いのは、おそらく社長さんだと思います。社長の役員報酬を下げ退職金積立にまわすことで、大きく生涯年収の手取り額を増やすことが出来る分けです。退職金所得控除枠を大いに活用しましょう。今回は限られた時間でしたので、詳細をお聞きになりたい方は、個別面談させて頂きます。中島さんに是非ともお問い合わせください。本日はどうもありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です