【3022号】卓話 2024.05.08

「友達になりましょう」

曾 靖茜さん(中国出身)聖徳大学大学院3年

 皆さんこんにちは。今回のテーマは「友達になりましょう」ですが、今回の卓話で自己紹介等を通じて私のことをより深く知ってもらい友達になって頂きたいと思います。
 まず、はじめに私の出身地についてですが、中国南部に位置する広東省で生まれました。海に面しており海産物が豊富でエビやカニのほか、トロピカルフルーツなども有名です。
 日本に留学することになった理由ですが、電子オルガンの分野で自身を高めるために留学を決断しました。大学2年生の時に電子オルガンのコンクールに参加する機会があり、その際に日本の先生方の公開レッスンを受けることができました。その経験が、非常に勉強になり日本の音楽環境などに魅了されました。また、日本を旅行した際の美しい風景に惹かれ、日本で学びを求めるきっかけになりました。2022年4月より聖徳大学に進学し、現在3年生となります。
 次に私の趣味ですが、旅行することで、地元の美味しい料理を楽しんだり、伝統的な地酒を味わったりするのが好きです。コロナの影響で中国に帰国することができなかったので、日本の文化をより深く理解することを目的に各地を旅行しました。その中で一番心を惹かれた場所は新潟県の佐渡島で、夕日がとてもきれいだったことを思い出します。
 私の専門分野である電子オルガンですが、パイプオルガンを基に簡易性、利便性、汎用性の向上を目的として、1930年代に作られた電子楽器です。様々な楽器の音色を奏でることができますし、色々なジャンルのオートリズムも内蔵しボサノバやジャズなども演奏することができます。私たちが作品を電子オルガンで再現するには、編曲して楽譜を作成することが必要ですが、左手、右手、足に成分を分けて作っています。また、去年の夏休みには、大学で開催された電子オルガンコンクールで通訳者としても参加し、中国から来た先生や学生のバックアップを行いました。翻訳や人前で話すことの経験を積むこともできましたし、また講座では自分の専門知識を高めることができました。
 日本に来てから5年が経ち、様々な職種でアルバイトをしてきましたが、これにより人間関係や仕事のスキルを向上させてきました。最近ではヤマハでインターンシップをしていて、将来社会人として働くための経験を積んでいます。
 最後にロータリー米山記念奨学生として、ご支援を頂き本当にありがとうございます。これによりアルバイトの時間を減らし、技術の勉強や練習に時間を充てることができて、より高いレベルでの成長をすることができています。また、クラブのイベントに参加することで多くの人々と出会うことができ非常に貴重な経験をさせて頂いています。ロータリーの一員に加わり、皆さんと出会い友人となれることをうれしく思います。この卓話を通じて私のことを知って頂き、今後もお付き合いして頂きたいと思います。

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