【第2996号】2023.09.13

ガバナー補佐挨拶

 本日は情報研修会にご参加いただき、ありがとうございます。ガバナー補佐が主催する年2回のグループ合同例会は、9月には情報研修会、2月はインターシティーミーテングと名付けて開催されます。
 本日は、親睦こそが会員増強と退会防止の鍵と題し、2023-24年度地区会員増強・退会防止委員長吉田理愛様と地区フェローシップ・親睦活動委員長佐野正子様にお越しいただきました。後ほど卓話をお願いしています。吉田理愛委員長、佐野正子委員長よろしくお願いいたします。
 さて、鵜沢和広ガバナーは本年度地区テーマを、エンゲージメントを育もうと定められました。
 4年目に入るコロナ禍もようやく落ち着きを見せ、やっと日常生活が戻りつつありながらも、まだコロナ禍前とはどこか違うと感じます。3年間の制限を受けた期間が、ぽっかり穴が開いたように感じる方も多いのではないでしょうか?2023-24年度の地区テーマは この空白を埋めるためにもう一度ロータリアン同士、地域や社会とのつながりを築き上げることと私なりに理解いたしました。  本年度開始前からここに並んでいる、各クラブ会長・幹事とはクラブの目標などについて話を重ねてきましたが、会員増強と退会防止はすべからく各クラブの課題の一つになっていました。そして、親睦が大切との考えは皆さんの共通の理解であると思います。
 本日は情報研修会終了後、各クラブごとに炉辺会議(現在はインフォーマルミーティングというようでありますが)の開催をお願いしています。私も入会間もない時期には、先輩ロータリアンとお酒を酌み交わしながらの会はとても楽しいひとときでありました。ぜひ活発な会となることをご期待申し上げます。  最後に、本日がご参集の皆様にとって実り多き日となることを祈念し、開会のあいさつといたします。ご清聴ありがとうございました。

会長挨拶

 柏ロータリークラブは昨年の情報研修会後、現在は64名の会員が在籍しております。コロナで例会が開催出来ずに、皆様と顔を合わせて話し意思疎通が出来なかった事を考えますと、柏RCの核である親睦には力を入れるのは勿論のこと、今年度はクラブで組織活性委員会に携る人数を充実させ、あらゆる面からクラブを活性化させ、風通しがよく一緒にいて活動しやすいクラブにしていきたいと思っております。

卓話

フェローシップこそが 会員増強と退会防止の鍵 吉田理愛 地区会員増強・退会防止委員長(勝浦RC) 

 みなさん、こんにちは!本日は、第11グループ情報研修会盛大なご開催、誠におめでとうございます。そして、中山ガバナー補佐、お招き頂きまして大変ありがとうございます。
 地区、会員増強・退会防止委員会委員長の吉田理愛でございます。所属は勝浦RC です。本日の情報研修会のテーマは、『フェローシップこそが会員増強と退会防止の鍵』と伺っております。そして、中山浩一ガバナー補佐から私へのミッションは『①地区の現状、分析、指針と先日のアンケート調査の経緯と結果』、もうひとつは『②会員増強・退会防止の観点からのDEIの必要性と重要性についてと理解しております。  それではまずは最初のテーマからお話します。過去5年間の会員の推移です。いずれも2023年7月1日付の数値となりますが、 2019年度は2782名でスタートしました。2023年度はどうでしょう?2624名です。グラフでも一目瞭然ではありますが、着実に減少しています。しかしながら、皆様ご承知の通り2019年後半から始まった未曾有の事態、新型コロナウイルス各事業への影響を鑑みるとこの結果はある意味不可抗力とも言えます。グラフを見る限り、2014年から、特に2016年から2018年は順調に右肩上がりにはなっていたので、過去を、ウイルスを恨んでも仕方がない事ではありますが希望はあります。
 当2790地区において、ロータリークラブへの入会を検討されている、これから会員になる可能性のある人たちは、確実に存在している言えます。また、2022年と2023年を比べて頂けると少しずつではありますが、 回復傾向の兆しも感じられるかと思います。今年度、まだ3ヶ月目ですが、これからどれ位、純増会員が⾒込まれるかは、私たちの活動に大きく左右されることになります。
 退会の時期と退会理由についても、表の通りですが、 5年未満での退会は、まだロータリーの楽しさや、醍醐味を知らないまま退会されているという事で、誠に遺憾、 しかしながら、特に2020年からのコロナ禍に於いてはその退会理由についても、個人的事情がかなり多く、実際問題として引き留めるのも難しかったことだと推察します。この表は、各クラブ毎のものも用意してきましたので、是非、クラブの現状を理事会やクラブ協議会、或いは戦略委員会で会員間にて共有し、今後の活動の参考にして下さい。
 次に、先般クラブオールでお願いしました、クラブ現況調査アンケートの結果です。こちらも資料をご覧下さい。まず、今年度、何故このような調査を行ったか?と申しますと、鵜沢和広ガバナーより地区で使える入会候補者向けのパンフレットなどを委員会にて作成して欲しいとの命を受けました。
 確かに、まだロータリーを知らない人たちに、ロータリーってこんな団体だよ!こんな楽しくて素晴らしい活動を地域で、そして世界で行っているんだよ!というメッセージを盛り込みつつ、興味をもってもらえるようなツールがあると、とても役にたつと考えました。そこで、アンケートの質問事項にもありますが、各クラブで既にそのような便利なパンフレットを作成しているクラブがあれば是非、参考にしたいという思惑下ごごろがありました。
 今回アンケートを行い回答数は61クラブでした。その中で既にそのようなパンフレットを作成して活用しているクラブは18クラブ(29.5%)もありました。委員会としては今後、これらを参考にしながら地区で共通して活用できるものを作成する予定ですので、首を長くしてお待ち下さいませ。
 その他にもアンケートの結果からとても参考になる結果が見えてきました。それは、オープン例会や法人会員制度の導入に興味をもっているクラブがあるという事です。例えば、オープン例会については、42.6%、法人会員制度については41%のクラブが興味を持っていました。これはとても興味深い結果であり、これからの伸びしろを大きく期待できる結果です。
 逆に、会員満足度アンケートの実施状況については、なんと26.2%のクラブしか行っておりませんでした。しかし、やっていないが、やりたいと思っている(やり方が分からない)と回答したクラブは34.4%あり ました。これも、これから、主に退会防止の観点からとても大きな改善点が見出せる期待を持つことができます。
 それでは、ここまでの内容を頭の片隅に留めつつ次のテーマ、会員増強・退会防止の観点からのDEIの必要性と重要性について。のお話に突入していきますね。ご存じの通り、DEIとは、多様性、公平性、インクルージョンです。そしてこれらを取り入れるクラブ運営に必要なキーワードは2つあります。「変化を受け入れる」そして「クラブ運営の柔軟性」、この2つです。「変化を受け入れる」「クラブ運営の柔軟性」大事な事なので2回、言いました。
 ここでロータリーボイスからの記事を紹介します。ロータリーボイスとは、国際ロータリーの日本語公式ブログです。このブログには、ロータリー会員、ロータリープログラムの参加者、ロータリーの活動にボランティアで参加した方々などのストーリーが掲載されています。
 マイロータリーにログインしなくても読めますので、ロータリーボイスで検索してみて下さい。その中の記事の 1 つ 『よりインクルーシブなクラブをつくる3つの方法』です。

「よりインクルーシブなクラブをつくる3つの方法」 https://rotaryblogja.org/2019/07/29

講評

寺嶋哲生2790地区ラーニングファシリテーター

 皆様こんにちは、只今2790地区のラーニングファシリテーターを仰せ付かっております、柏RCの寺嶋哲生でございます。
 今日の配布資料には、私は「地区研修リーダー」として記載されておりますが、本年度からのRIの方針で、ラーニングファシリテーターと呼ぶことになりました。その意図は、ロータリーの学びは先生が教えるような学びではなく、ロータリアンが主体的に自ら学ぶべきものであり、ファシリテーターの任務はそのお手伝いをすることである。そんな意図が込められております。
 本日は、勝浦RCから吉田理愛地区会員増強・退会防止委員長、浦安RCから佐野正子地区フェローシップ・親睦活動委員長がおいでです。
 佐野正子委員長のお話は、ロータリーが提供する機会の可能性、即ちロータリアンの多様性が産むネットワークの持つポテンシャルの事例、吉田理愛委員長のお話は、新たな会員制度などRIが推進する柔軟性により、これまでロータリーに入会できなかったカテゴリーの方々入会の可能性が広がり、それ故にロータリーの持つポテンシャルが更に拡大する、そんなご講演であったかと思います。
 最後に、お願いが一つ。只今RPICを務める私は、佐藤芳郎RI理事から日経新聞の全面広告掲載を担当するよう仰せ付かっております。この広告には、昨年10月成田空港で行われたポリオ啓発イベントにおいて撮影された2790地区の多くの会員の集合写真が使われます。この写真は、今年逝去された柏西RCの浅野肇Fが撮影されたものです。浅野肇Fの功績を称える為にも、ぜひ成功させたいと考えております。
 只今鵜沢和広ガバナーが地区内全クラブに協賛の呼びかけをし、更に柏西RCの水野晋治F他有志達が、独自の寄付を呼び掛けております。第11グループの皆様には、ぜひ多大なご支援をお願い申し上げる次第です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です